梅雨前は雨漏り修理で大忙し２

こんにちは。日本ビルドの石橋です。

今年の梅雨はなかなか雨が降りません。５月からいい天気続きです。

農家の方はお困りでしょうが、雨漏れ修理の現場が終わっていない当社としてはありがたい事です。

 

今回は、外壁からの雨漏れ修理です。

外壁がモルタル壁の総２階建てのお宅です。

上の部屋には雨漏れが無く、１階の部屋に雨漏れがするとのことです。

この話を聞けば、屋根からの雨漏れでは無いことは分かります。

そこで外壁を見せてもらったら、モルタル塗りの壁にクラックが多数ありました。

よくぞここまで、ほったらかしでいられたなと感心しました。

 

クラックができて年数が経っているので、クラックの幅も大きくなっています。

クラックから雨水が侵入し内部のラス金網が錆び、また、ラス金網を止めている

タッカーの刃が錆びて、モルタル壁が下地から剥離しだしていました。

パチンコの例でいけば、チューリップが開いて球が入り安くなるように、クラックが口を開けて雨水が入りやすくなっていました。

 

まず最初にやることは、雨水の侵入を止めることです。

そこでクラック部分にコーキングを十分に充てんできるように、クラックの部分をＶ字カットします。

そして、Ｖ字カットした部分のごみ・埃をきれいに取り、プライマーを塗ってＶ字カット部分への

コーキングの付着を良くします。

そして、十分な肉厚になるようコーキング打ちを行い、へらで抑えていきます。

 

これはあくまでも応急処置で、震度４～５の地震が来れば、この外壁は剥離して落下の危険性大です。

お客様へは、外壁の改修工事をお勧めいたしました。

 

小さいヒビの段階で、クラック補修+外部塗装などのメンテナンスの大切さを痛感した今回の現場でした。

 

　　　　　　　　　　　　　クラックをＶ字カット

 

　　　　　　　　　　　　　　コーキング打ち後